銀座の高級時計窃盗、「爆窃団」仲間割れか(読売新聞)

 東京・銀座の「天賞堂銀座本店」で大量の高級腕時計(約2億5000万円相当)が盗まれた事件で、香港警察が中国人男女6人を逮捕する直前の今月4日、潜伏先近くの路上で、郵便物を狙った強盗事件が発生していたことがわかった。

 香港警察は、仲間割れしたグループの一部が、日本から国際郵便で送られてきた盗品を横取りしようとしたとみて調べている。捕まった6人のうち男2人は、天賞堂の防犯カメラに映っていた犯人と酷似していることも判明。警視庁は、爆窃団の犯行とみて実態解明を急いでいる。

 ◆香港で異例の郵便物強盗◆【香港=槙野健】中国系香港紙・大公報などによると、今月4日の白昼、6人のうち主犯格とみられる男(52)らが捕まった地区で、男4人が郵便局職員2人にスプレーで刺激物を噴射し、郵便袋二つを強奪する事件が発生。6時間後、二つの郵便袋は別の場所で発見されたが、中の郵便物計約1100通のうち約20通が開封され、そのほとんどのあて先は、主犯格とみられる男が潜伏していた公営団地だった。

 香港で郵便物強盗が起きるのは極めて異例。香港警察は、仲間割れしたグループの一部が、郵便物の配達時間を勘違いして横取りに失敗したとみているという。さらに、別の地元紙は、グループの一部が警察に密告したことが6人が盗品処分容疑で逮捕される端緒になったと報じている。

 ◆防犯カメラに男2人の姿◆

 現場の天賞堂地下1階の防犯カメラには2日午前4時50分頃から約1時間にわたって、ショーケースを壊して腕時計を盗み出す男2人の姿が映っていたことも、捜査関係者への取材でわかった。

 2人は真っ暗な店内を懐中電灯で照らしながら、防犯用の赤外線センサーを避けるため、しゃがみ込むような姿勢を取っていた。警視庁がこの映像を香港当局に提供したところ、逮捕された男3人のうち2人と身長や体形が酷似していたとの回答があった。

 同庁は、腕時計を盗み出したのは3人のうちの2人で、残る1人は店外で見張りをしていた可能性もあるとみており、3人の関与を裏付けるため、香港当局との情報交換を進めている。

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